『ザ・ギフト』贈り物の中身は…

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『ザ・ギフト』

・公開:2015

・制作国:アメリカ

・監督・脚本:ジョエル・エガートン


予告
 ⬇︎

★★★★☆:後味の悪さ

★★☆☆☆:恐怖

★★★☆☆:ハラハラ感

86点


■ストーリー

 郊外に引っ越してきた夫婦は旦那の学生時代の友達・ゴードン(ジョエル・エガートン)と再会し、社交辞令で連絡先を交換する。

すると翌日から玄関の前にゴードンからのギフト(贈り物)が届くようになる、初めはワイン、次は鯉。自宅に頻繁に姿を見せるようになったゴードンを夫婦は迷惑に思い、旦那はゴードンに家に近づかないよう伝える。

 翌日ゴードンからの謝罪の手紙が届き、その中には「もう家に寄り付かない事」と「過去の事は水に流す」と意味深なことが書かれていた。不審に思った妻は、旦那に問いただすと過去に旦那がゴートンをいじめていたという過去がわかる



■見どころ
ツイストする展開が凄い

「サイコスリラー」→「パラノイア物」→「過去と対峙するヒューマンドラマ」

と先が読めない意外な展開になっていく


夫婦生活についての話でもある

初めは優しくて愛情たっぷりな旦那が、過去を知っていくごとにずる賢くて、嫌な存在になっていく。この辺りは監督が影響を受けたというキューブリックの「シャイニング」的、

また中盤から奥さんが妄想の中に陥っていくパラノイア物的な展開になるが、これはロマン・ポランスキーの「ローズマリーの赤ちゃん」の影響だと思う


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感想・まとめ

 いじめっ子といじめられっ子のその後を描いた作品というのはあまりない。

社会は合理性や生産性を求めるあまり、時に弱肉強食でとても打算的な側面がある。

学校という所はある種社会の縮図ですから、学校の中で強者だったいじめっ子は社会にでて出世し、学校の中で上手く振る舞えなかったいじめられっ子は社会に順応できないことが多い。そんないじめっ子といじめられっ子の現在と過去の視点で、社会の歪さを上手に描いたところが凄いと思う。

 この社会にこの社会の強者に無自覚のうちに傷つけられている人々に目を向けさせる良い作品だと思った。

この映画のタイトルはギフトだが、ゴードンから旦那に送ったギフトの中身は

「改心のチャンス」だったのかもしれませんね。


 最後にジョエル・エガートンは今作が映画初監督作だが、役者としてもいいですね。最近だとジェニファー・ローレンスが女スパイを演じる「レッドスパロー」が良くて、ジョエル・エガートン扮するスパイが劇中で拷問を受けるシーンがショッキングで、専用のマシーンで皮膚を剥がされてたのが痛々しかったですね。


それと一番良かったのがトム・ハディーと兄弟の役を演じた「ウォーリアー」が彼の最高傑作だと思います。子供の治療費を稼ぐために総合格闘技に出場し、勝ち進んでいくうちに自身の弟であるトム・ハーディと因縁の対決をするという泣かせる映画でしたね。


今後役者としても監督としてもジョエル・エガートンに期待です。


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