【感想】『ボヘミアン・ラプソディ』紡がれる伝説

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『ボヘミアン・ラプソディ』

・公開:2018

・制作国:イギリス、アメリカ

・監督:ブライアン・シンガー

・出演:ラミ・マレック

・制作会社:20世紀フォックス


予告
 ⬇︎


★★★★★:感動

★★★★★:音楽

★★★★☆:ドラマ


100



<ストーリー>

 ボーカル、フレディ・マーキュリーの視点から伝説のバンド、クイーンを描く。
容姿と生いたちにコンプレックスを持つフレディ・マーキュリーは、ボーカルが抜けたばかりのブライアン・メイとロジャー・テイラーのバンドに並外れた歌唱力をかわれ加入する。

クイーンを結成した彼らは類い稀なセンスとオリジナリティでレコードデビュー、全米ツアーとトントン拍子だったが、自身のアイデンティティに苦悩するフレディとメンバーの間に軋轢が生まれてしまう。果たして彼らに待ち受ける運命とは… 


<見どころ>

■音楽が生まれる瞬間を目撃

 足踏みとクラップから「We Will Rock You」、ベースのフレーズから「地獄へ道連れ」など、一つのアイデアから音楽が生まれる瞬間の高揚感と幸福感が味わえます。特に「ボヘミアン・ラプソディ」が良く、この曲はロックにオペラと物語性を取り入れた画期的な構成を持つ曲ですが、オペラ的なコーラスを何度もオーバーダビングしたり色々な音を試したりと制作過程がとてもコミカルでワクワクして楽しい。当時酷評されたこの曲は、今では歴史に残る名曲です。見ていてまるで偉大な瞬間に立ち会えたかのようでした。


■差別や偏見と戦う

 この映画はLGBTなどのセクシャル・マイノリティに限らず自由にあるがままに生きたいと願い、周りの無理解や非難と戦う全ての人に向けられた応援歌でもありました。

劇中にマレーネ・ディートリヒのポートレートが何度もでてきますが、彼女は保守的な時代において男装をしたり、演技で女性にキスをしたりと型破りな存在でした。そんな彼女のポートレートはLGBTを勇気付けるアイコンになっています。

フレディ・マーキュリーも彼女のように人々に勇気を与える存在であることは言うまでもありません。

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■映画史上最高のライブシーン

 ラストのライブエイドでの20分間のライブシーン、パフォーマンスやカメラワークの再現度がものすごく、世界を変えるほどの音楽の力に心を揺さぶられました。また話自体がこのライブシーンに集約するようにできており、音楽と物語のカタルシスが合致する、他に類を見ない感動的なライブシーンになっています。そのピークに達するのが「We are the Champions」、涙が止まらなかったです。

この映画はリアルタイムじゃない世代はクイーンの功績と凄さを体験し、リアルタイム世代はクイーンの存在を再解釈できるようになっています。


<感想>

 ミュージシャンの活躍を描いた伝記映画は沢山あります。

例えばレイ・チャールズの「レイ」、JBの「ジャームズ・ブラウン最高のソウルを持つ男」、ジョニー・キャッシュの「ウォーク・ザ・ライン」など良い作品は沢山ありますが、今作ほど、音楽の凄さを味わえて、また“自分らしく生きるための勇気”を与えてくれる映画はありません。負けない人、戦い続ける人こそがチャンピオンなんだと思いました。

大傑作です。点数は100点以外に考えられません。見事にRockされてしまいました。

ぜひ劇場で体験してみてください!!


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