田中圭・主演の映画『mellow』あらすじ・感想を紹介!


公開:2020117

<スタッフ>

監督・脚本:今泉力哉
撮影:水口智之
編集:相良直一郎

 

<キャスト>

夏目誠一:田中圭
古川木帆:岡崎紗絵
浅井宏美:志田彩良
水野陽子:松木エレナ
青木麻里子:ともさかりえ

 

<はじめに>

みなさんいかがお過ごしですか?

今回紹介する映画は『mellow』という今泉力哉監督の作品です。
『愛がなんだ』が面白かったので見てみました。

本作は登場人物達の様々な恋愛模様を描いた作品ですが、リア充達の戯れを描いたようなスカスカな作品ではなく、人間関係、自分の気持ちに対する折り合いの付け方、あるいは生き方について考えさせられる良質な映画でした。

それでは本作のあらすじと見所を、感想を交え語って行きます!

 

<あらすじ・感想>

 

【花屋を個人経営する青年】

本作の主人公は夏目誠一という名前の30前後の独身男性。演じるのは田中圭で、清潔感のあるルックスと、良い意味でどこにでもいそうな感じが良いですね。

この夏目という男は「mellow」という花屋を経営しており、この花屋は街で1番お洒落と評判なんですね。確かに店の構えが民家を改装したような和のテイストでとてもオシャレ。

 

【花束を作ってくれと頼みにくる中学生】

この店の評判を聞きつけ、中学生の女の子がやってきます。彼女は好きな人に花を贈るため、夏目に花束を依頼します。夏目は相手の好みや性格なんかを優しく訊き出し、女の子が満足する花束を作ります。お会計時には、花束自体数千円もするはずなのに、「残りは映画を見たりデート代にしてください」と粋なことを言って1000円にまけてあげてるんですね。
もうこの時点で夏目がのモテオーラが漂い出します。

 

【ラーメン屋の女店主】

1日の仕事が終わり夏目は行きつけのラーメン屋に行きます。
するとそこでは男女の客が別れ話をしているんですね。止むに止まれぬ事情によって別れるしかない恋人たちに、同情して夏目は涙を流します。

そんな涙もろい夏目を見つめるのは女店主の古川木帆。彼女はまだ24歳ですが、病気で亡くなった父の跡を継ぎラーメン屋を女手一つで切り盛りしています。

夏目は父親の代からここのラーメン屋の味が好きで通っており、木帆とは昔からの知り合い。彼は木帆の事を何かと気にかけ、父親の仏壇に花を届けることもしています。

木帆は自分を気にかけてくれる夏目に対し、密かに熱い想いを抱いているんですね。

 

【中学生のひろみちゃん】

花屋の常連客の中には宏美ちゃんという、まだ中学生の女の子もいます。彼女の家は美容室なので、そこに飾る花を買いに定期的にお使いできているんですね。

彼女は性格が明るくスポーツ万能の快活な少女で、夏目とは兄弟のような関係です。
ですが彼女は、花束を作る夏目を熱い視線で見つめている自分に気付いてしまいます。

 

【花の配送】

夏目は一般の家庭へ花束の配送もやっているんですね。青木麻里子もその客の一人。彼女は旦那がいながら、うっかり玄関で花を活ける夏目に見惚れてしまいます。

いつしか夏目に対して恋心を抱くようになり、こんな想いを抱えながら夫婦生活を送る事に耐えられなくなった彼女は旦那さんに今の気持ちを正直に打ち明けてしまいます。

もうここのシーンは悲喜劇としか言いようのない抱腹絶倒の展開でしたね。

 

【花を愛する男】

数多の女性から熱い視線を受ける夏目ですが、彼が熱い視線を送るのは花に対してなんですね。
彼が一番に考えているのはいつも大好きな花の事です。

そんな夏目中心として、本作はここから告り告られの展開になって行きます。
登場人物達は時に落ち込んだり、破天荒な行動を取ったり、自分でも制御不可能な「好き」という感情に翻弄されていきます。

 

<まとめ>

 

【報われない想いへの決着の付け方】

本作の登場人物たちは、相手に想いを伝えたいけど、立場や年齢、性別など様々な要因によってなかなか伝えることができないというモヤモヤを抱えています。

それらの障害をなんとか乗り越え気持ちを伝えるわけですが、その想いはほとんど報われません。
でも伝える方は「あなたのことが好きです」と気持ちを伝えることで、とてもスッキリした表情になるんですね。場合によっては想いを伝えたことで前よりも相手との関係が良好になったりします。

劇中で、「想いを伝えることがなかったら、その想いはなかったことなっちゃうよ、そんなのは寂しいじゃない?」というセリフがありますが、登場人物にとって結果よりも、打ち明ける事でその気持ちを実在させる事の方が大事なんですね。

告白した後でスッキリする理由は、その気持ちを実在させる事で、心の中のフォルダーにうまく気持ちを整理し、決着をつける事ができたからなんだと思います。

財布から一万円札がなくなっていたら、ずっと探し続けてしまいますが、ボロボロに破れた一万円札をみたら諦めがつきますよね。そんな感じです。

普通の恋愛映画だったら、その気持ちにしがみついてボロボロになっていく様を執拗に描きそうですが、そうならないのが本作の魅力の一つだと思います。

あと断る方も「ありがとう。でもごめんなさい」と爽やかに応えてあげるところが良いですね。

 

【今泉力哉監督の作家性】

本作も「愛がなんだ」同様、「好き」という制御不能な感情によって翻弄される男女が描かれていました。そして普通だったら悲劇になりそうな話も、間や演出の妙によってとても笑える喜劇にしてしまうのだから今泉力哉の手腕は確かなものだと思います。

そして、それまで地に足が着いていなかった人物が自分のやるべきことに目覚め、自分を発見していくという展開に感動しました。愛する上でやはり自分というものがしっかりしていないと、ちゃんとした関係を築くことはできないんですよね。

今泉監督の作家性を要約すると、
「ある人物が『好き』という制御不能な感情によって翻弄され、やがては本当に自分のやるべき事に気付いていく」事だと思います。

つまり恋愛の滑稽さや愛する事のどうしようもなさを描きながら、どう生きるかという事についてを描いているんですね。ここの部分に単なるラブコメのような映画とは違う深みを感じました。

 

【本作から学ぶモテる男の条件とは?】

あと、今泉監督の描くモテる男像は妙に説得力がありますね。
「愛がなんだ」での成田凌くんがモテるのにすごく説得力がありましたが、本作の田中圭扮する夏目にもとても納得が行きました。

本作から学んだモテ男の条件をまとめてみました!

・見返りを求めない優しさがさりげなく出せる
・感動しやすく涙もろい
・好きなものを好きと素直に言える
・見た目に清潔感がある

って感じですがどうですかね…w
是非ご自身の目で確かめてみてください!!

 

画像出典:公式サイト&公式ツイッターより



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